2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

言語学と詩学と。

言語学は、言語の振る舞いの残滓を対象とするが、言語を対象としない。 言語を、というのは、言語が突如として、常に既に私に訪れ、あなたに訪れ、時としてあなたから訪れる、言葉が現に振る舞う様を、ということである。例えば最初のそれについては、現象学…

眼象(gen-shoh)

白亜の褶曲、玉躰は シロスジカミキリ、キイキイと断層を軋ませつつ GPaの圧力に沈む金属製排泄物 巡り 天空に坐す器官へ給水又給水 チェレンコフに 双眸は薄く灯る 遠く 渦巻く雪渓、煙の奥は硫黄質の冥府 甲高く冷たい声は 形象の為に彷徨う諸々の皇素 斑…

旅の覚え書き Paris II

2007/07/03 シャルトルに行く予定が、雨のためOrsayに変更。 一つの永久運動装置としての彫刻(Degas) 純粋な運動とは、単に計測されるものに過ぎない。運動は常に身体である。非-身体的なものであっても、運動に於いて身体化されると考えることで、運動をそ…

into the silent rain

紅殻格子が続く。 黒い甍、から切れ目なく降り注ぐ静寂の雨。 小刻みの有と無、互いに 互いへと移り行き遮りつつ。尽きせず 人影は降雨へ消え、薄暮を 常世へと辿る。影もなく、 街路。

through the surface of logos/ evolution into the creativeness

作家さんの集まりに顔を出す。あれこれ。 あーまたなんかはじめたくなってもうたなあ。

旅の覚え書き Paris I

2007/06/30 5時前に雨の音で目覚める。驟雨。 6時半出発。小糠雨、9時着。シベリア サイスの弟子たち。 フロマージュとワイン、組み合わせの技法。文明、Texte. 比較的良く眠れたか、vinの反復攻撃。併し美味。 Sweden->Danemark->Bremen 2007/07/01 人間…

volonte/works

リクール『意志的なものと非意志的なもの』を読み始める、読み終えられるかどうかは分からないが。 しかし、図書館で何となく手に取って(というのは、意志と判断と錯誤の問題が、結局、私にとって重要だからであるが)、さして好意的でもなく読み始めたのだ…

time, life and being through the Earth

借りていた本を図書館へ返しにいく。理系でもなんでもないが、こういう世界は好きである。プルームテクトニクスと全地球史解読作者: 熊澤峰夫,丸山茂徳出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2002/04/24メディア: 単行本 クリック: 14回この商品を含むブログ (1…

His island on our island

今日も不分明な天候なのでどうしようかと思案。ルーテシアのステレオ(Panasonic製外品)がどうも壊れているので、換装してみようかと自動車用品店に電話してみる(マイナーな車なんで、買ってから作業できないとか言われても困るし)。結論から言うと、作業…

構造線を辿って

今日は午前中医者と買い物。午後からルーテシアを引っ張りだして、練習がてら出発。 171号線で久世橋を渡った辺りから渋滞に突入。そのまま21日なので弘法さんの東寺の前を通って1号線から五条坂へ・・・・・・全然進まないんですが(>東大路五条を越える…

芦刈と山の端。

昨夜も眠れず、起きたのは昼過ぎ。雨が過ぎるのを待って、駐車場へ。 ルーテシアの初ドライブは、午後遅くにスタート。一度道を間違えたり、パトカーに追随されたり(スピード違反なんかしませんよ、ええ(^^;)、ガス欠寸前でスタンドに駆け込んだりしつつ、…

ヴァンドーム広場の幻(les automobiles des Paris: part 3)

車のことをだらだら書いたのは、この為と言えなくもない。 ホテルは日本から予約していったのだが、1区、Sourdière(鎧戸)通り5番地の小さなホテルである。オペラ座、パレ・ロワイヤル、ルーヴル、ヴァンドーム広場に囲まれた場所で、立地は非常に良かった…

les automobiles des Paris: part 2

そうそう、前回のタクシーの話は片手落ちであった。タクシーだが、フォルクスワーゲン・パサートとシュコダ(SKODA)のオクタヴィアも結構走っていた。パサートは少ないながら日本に輸入されているが、シュコダはまあ、普通は知らないか。オーストリア=ハンガ…

les automobiles des Paris: part 1

フランスは、結構自動車大国である。そもそも自動車の大量生産がはじまったのはフランスだし(フォーディズムではなく)、レーシングスポーツも盛んである。ルノーとPSAプジョー・シトローエンという二大企業は欧州を中心に存在感を発揮しているが、意外なこ…

コストは悪ですか?

旅行のこともあるが、日本のニュースに付いて行く為にあれこれニュースを読んでいて、ふと。 無駄なコストを削減する、素晴らしい事の様に思える。しかし、より少ないコストとは逆に見ればより少ない対価、である。より少ない対価とはより低い評価である。要…

Loyalty to Monsoon

今朝、AirFranceのB777-300ERにて帰国。ノヴォシビルスク〜ウランバートル〜北京〜ソウル上空を突っ切っるのはフランスの政治力の故か(JALは律儀にロシア領内のみ、しかも極北を通過)。 いい旅だった。追々、書いていくことにしたい。