2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

淡海と猫と城と

朝から曇天で、雨もぱらつく中を出発、呆としていてカメラを忘れてしまう。従って今回は写真なし。何時も通り京滋バイパスで滋賀県に入り(1号線や名神は一度で沢山である)、石山ICで降りて瀬田川沿いの「夕照の道」から「さざなみ街道」へ。ウォータース…

南都、魂の続き。

昨日は奈良へ。京滋バイパスから24号線に入り、木津川に沿ってゆるゆると南へ。南山城も急速に郊外化しているとはいえ、一見すると実にのどか。泉大橋を渡り、平城山を越えて南都へ。県境辺りからかなり交通量も多く、渋滞気味に。県庁横の駐車場に車を停め…

langage et corps I

身振り手振りは言語に先行することはできない。なぜなら、非言語的な身体表現が身振り手振りとなるためには、意味の伝達がなければならないが、意味は言語抜きに存在しないからである。 言い方を替えれば、身振り手振りは言語の頽落であって、原=言語ではな…

東奔西走

本日(昨日?)、坂東武州は江戸へ出張と相成り。 bck殿並びに東方植民地総督閣下にはご多忙中お時間を割いて頂き感謝の極み也。 江戸は相変わらず広大にて人多く、湿気少なし、而してそれだけ也。 最終便の新幹線にて雍州へ戻り、人心地す。壷中天といえど…

塩ノ穂先

猫 重力へと微苦笑しつつ降着する弾力 歯車を巡る護謨の抱擁 夜の後の闇で 静かな包丁が奏でられ 一隅で 羽毛が輪郭を囀る仕度と明滅 常世との交信 踝の生傷から 老婆が白蛇を引き出す 弥勒の塩の結末は 三幕四場 厠で白海老が乱舞し 剣は島嶼の背景 列柱は…

Island Campaign/ part III: cat moon other

室戸岬の先端部は岩礁を縫って遊歩道がしつらえてあり、所々にわずかな砂利浜と芝生が拓けている。大洋は人類の精緻な技巧を嘲笑うかの様に変容と反復を繰り返し、無数の断片となって私を通過し、如何なる酵素もなし得ない仕方で分解してゆく。 海は、生も死…