2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

no trace:JR比良駅〜金糞峠〜口ノ深谷徒渉点(敗退)

JR比良駅(06:50)=>イン谷口(07:50)=>金糞峠(09:40)=>中峠(11:50)=>口ノ深谷徒渉点(12:40)=>金糞峠(14:15)=>イン谷口(15:30)=>JR比良駅(16:00) JR比良駅に着いたのはまだ明けやらぬ時刻で、路面も雪と氷に被われていた。比良の峯峯は破墨山水といった趣で未明…

アフォーダンスはアリストテリスムである 〜三度メモとして〜

アフォーダンス理論は、(ギブソニアンで言語学研究者である)友人との議論の中で知っている限りのものでしかないが、かように狷介な私であっても友人との議論から敷衍して考えたりもするのである。 とはいえ、ギブソンの提唱したアフォーダンス概念と、現在…

欺瞞と特権 〜復たメモとして〜

アメリカ型資本主義の、新自由主義の欺瞞が露呈したとかなんとか。しかし、日本的資本主義もヨーロッパ的共同体主義もそれ自体は欺瞞である。更に言えば、資本、貨幣、主義、自由、他者、詩歌、絵画、等等もそれぞれに欺瞞であり虚構である。逆にアメリカ型…

体系と切断 〜メモとして〜

体系=システムを離れて価値は成立しないし、体系は媒質としての価値を抜きに現れ得ない。従って、言語が体系である限り、他者もまた価値である。しかし、価値とは何だろうか。 体系=システムは切り裂かれ、切断面を晒される為にある、としか私には考えられ…

冬の都、終焉の都(或は宗達と光悦)

猫と、相国寺の承天閣美術館へ。結構頻繁に来ている気がするが。 入つて、まづ正面に光悦の赤樂茶碗 銘加賀があって、魂が吸い寄せられる。恐らく日本における技巧の極致の一つだろうが、しかしそれは遂に自らの裡で、自らの裡つまり自然に還つている。この…

ジャック・デリダ『哲学の余白』(上)

哲学の余白〈上〉 (叢書・ウニベルシタス)作者: ジャックデリダ,Jacques Derrida,高橋允昭,藤本一勇出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2007/02/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (18件) を見る 読むのに長く掛かると覚…